時報を告げる時計

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今でこそ、目覚まし時計は、いろいろ喋ったり、起きろー。と叫んだりするものが、ザラにある。
しかし、昭和2年、1927年ではそれは、驚異なことであった。

これがその仕掛けの部分だ。ドイツのヒラー社というところが造ったのだが、現存数は少なく
ましてや、この薄いテープの音源は、現存しているものは、まずないであろう。

なぜ、このような状態で出てきたのか。それは日本人が大事に仕舞って置いたからなのである。
箱に収め、布で包み、蔵に仕舞う。日本人はあまり飾りたがらない。地震も多い。火事もある。

よくこの世界大戦を生き抜いてきたものだと、感心する。

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箱には英語で時間を報ずとある。

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表の顔は、割とすっきりしているのです。

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